2026年3月
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個人輸入で偽造薬を掴まされた私の後悔
私がAGA治療薬の個人輸入に手を出したのは、単純にクリニックに通うお金を節約したかったからです。毎月一万円以上の出費はサラリーマンの私には痛手で、ネットで見つけた「病院処方の薬と同じ成分が月千円台で」という謳い文句に飛びつきました。有名な個人輸入代行サイトで、口コミも良く、ランキングでも上位に入っていたインド製のジェネリック薬を注文しました。届いた薬は見た目もきちんとしており、英語のパッケージがいかにも効きそうな雰囲気を醸し出していました。私は何の疑いもなく服用を始めました。しかし、異変は一ヶ月後に訪れました。期待していた発毛効果どころか、全身にひどい倦怠感と吐き気を感じるようになったのです。最初は仕事の疲れかと思いましたが、薬を飲むたびに症状が重くなることに気づき、怖くなって服用を中止しました。 その後、心配になり大学病院を受診して血液検査を受けたところ、肝機能の数値が異常な値を示していました。医師に個人輸入の薬を飲んでいたことを正直に話すと、ひどく叱られました。「その薬に何が入っているか分からないんだよ。成分表通りとは限らないし、製造過程で有害物質が混入している可能性だってある」と言われ、血の気が引きました。結局、治療費をケチったつもりが、肝臓の治療のためにその何倍もの医療費がかかることになりました。さらに悔しいのは、その期間に本来守れるはずだった髪の毛も失ってしまったことです。後で知ったのですが、私が利用したサイトは過去にも偽造薬のトラブルが噂されていたようでした。安いものには必ず理由があります。自分の体に入れるものを、顔も見えない海外の業者に委ねることのリスクを、私は身をもって痛感しました。