ウィッグでおしゃれを楽しむ毎日
ウィッグとの出会いは、本当に些細なきっかけでした。もともと髪を染めたりアレンジしたりするのが好きだったのですが、仕事柄あまり派手な髪色にはできず、休日に気分転換でカラーワックスを使う程度でした。そんな時、友人から「イベント用に買ったけど使わなかったから」と、肩くらいの長さの明るいブラウンのファッションウィッグをもらったのです。最初は「ウィッグなんてコスプレみたいで、普段使いはちょっと…」と戸惑いもありました。でも、せっかくだからと休日に試しにかぶってみた瞬間、鏡に映るいつもと違う自分にドキッとしました。髪色や髪型が変わるだけで、こんなにも雰囲気が変わるんだ、と。それから、ウィッグの魅力にすっかりハマってしまいました。最初はもらったウィッグだけでしたが、すぐにインターネットで他のデザインを探し始めました。ロング、ボブ、ショート、黒髪、金髪、ピンク…本当にたくさんの種類があって、見ているだけでもワクワクしました。手頃な価格のものも多く、洋服を選ぶような感覚で、次々と新しいウィッグをコレクションに加えていきました。ウィッグを使い始めて一番変わったのは、おしゃれの幅が格段に広がったことです。今日はクールな黒髪ボブでモード系の服を、明日はふんわりしたロングヘアでフェミニンなワンピースを、というように、その日の気分やファッションに合わせて髪型を自由自在に変えられるのです。まるで毎日違う自分に変身できるみたいで、朝の準備がすごく楽しくなりました。美容院で頻繁にカラーやパーマをするのは髪へのダメージも心配ですが、ウィッグならその心配もありません。地毛はシンプルにケアしておいて、おしゃれはウィッグで楽しむ、というスタイルが定着しました。最初は「ウィッグってバレないかな?」と少し心配でしたが、最近のファッションウィッグは本当によくできていて、思った以上に自然です。友人にも「その髪色いいね!染めたの?」と聞かれることも多く、ウィッグだと明かすと驚かれます。もちろん、正直に「これウィッグなんだ」と話しますが、みんな「えー!すごい自然!便利だね!」とポジティブな反応です。ウィッグのおかげで、新しいファッションに挑戦する勇気も出ましたし、何より自分に自信が持てるようになりました。毎日のおしゃれが、ウィッグという素敵なアイテムのおかげで、もっともっと楽しく、自由になった気がします。