ランニング習慣が髪に嬉しい変化をもたらした体験

投稿日2020年3月5日 投稿先 円形脱毛症

数年前から、鏡を見るたびにため息が出る回数が増えていました。特に頭頂部の髪のボリュームが減り、地肌が透けて見えるようになってきたのです。いわゆる薄毛の悩みというものに直面し、育毛剤を試したり、頭皮マッサージをしたりと、色々な対策を講じてはみましたが、なかなか目に見える効果は感じられませんでした。そんな私が半信半疑で始めたのがランニングです。もともと運動は苦手で、学生時代以来ほとんど体を動かす習慣がありませんでした。しかし、健康診断でいくつかの数値が悪化していたこともあり、まずは体力作りとダイエットを兼ねて、軽いジョギングから始めてみることにしたのです。最初のうちは数分走るだけで息が切れ、続けることの難しさを痛感しました。それでも、少しずつ距離を伸ばし、週に3回、30分程度のランニングを目標に続けました。走り始めて3ヶ月ほど経った頃でしょうか。体重が少し減り、体が軽くなったのを感じると同時に、寝つきが良くなり、朝の目覚めもスッキリするようになりました。ストレスも以前より感じにくくなった気がします。そして、半年が過ぎた頃、ふと髪を洗っている時の手触りが変わったことに気づきました。以前は細く弱々しかった髪に、少しコシが出てきたような感覚があったのです。鏡で確認してみると、気のせいかもしれませんが、以前よりも頭頂部の地肌の透け具合が緩和されているように見えました。もちろん、ランニングだけで薄毛が劇的に改善したとは断言できません。食生活にも気を配るようになり、睡眠時間も意識して確保するようになったことも影響しているでしょう。しかし、ランニングを始めたことで血行が良くなり、頭皮にも栄養が行き渡りやすくなったのではないか、ストレスが軽減されたことで髪への悪影響が減ったのではないか、と自分なりに分析しています。何より、ランニングを通して体全体が健康になり、精神的にも前向きになれたことが大きかったように思います。今ではランニングは私の生活に欠かせない習慣となり、髪の状態も以前に比べて明らかに気にならなくなりました。これはあくまで私個人の体験ですが、薄毛に悩む方がいれば、生活習慣全体を見直すきっかけとして、ランニングのような適度な運動を取り入れてみるのも一つの方法かもしれません。