かつらのメンテナンス私の失敗談と教訓

投稿日2018年9月15日 投稿先 円形脱毛症

かつらを使い始めて数年、今ではすっかり生活の一部となっていますが、最初の頃は手入れの方法がよくわからず、いくつか手痛い失敗も経験しました。これからかつらを使おうと考えている方や、最近使い始めた方が同じ轍を踏まないように、私の恥ずかしい失敗談とそこから学んだ教訓をお話ししたいと思います。最初の失敗は、シャンプーの仕方でした。人毛100%のかつらだったので、自分の髪と同じようにゴシゴシ洗ってしまったのです。しかも、熱いお湯で。結果、毛は絡まり放題、キューティクルも傷んでパサパサになってしまいました。慌てて専用のトリートメントでケアしましたが、元の滑らかさを取り戻すのは大変でした。教訓は、かつらのシャンプーは「優しく、丁寧に」が大原則だということ。洗面器などにぬるま湯を張り、専用シャンプーを溶かして、その中でかつらを優しく押し洗い、または振り洗いするのが基本です。決してゴシゴシ擦ったり、お湯の温度を高くしたりしてはいけません。すすぎも同様に優しく行い、コンディショナーやトリートメントでケアすることが大切だと学びました。次にやらかしたのは、ドライヤーです。そのかつらは人毛だったのでドライヤーOKだったのですが、早く乾かしたい一心で、高温の風を至近距離からガンガン当ててしまいました。すると、ベース部分のネットが少し縮んでしまったのか、フィット感が微妙に悪くなってしまったのです。人毛であっても、熱によるダメージは蓄積しますし、特にベース部分は熱に弱い素材が使われていることもあります。教訓は、ドライヤーは低温で、かつらから離して使うこと。タオルドライで十分に水分を取ってから、冷風または低温の温風で、内側から乾かすようにすると、ベースへの負担も少なく、毛髪へのダメージも抑えられます。急いでいる時でも、焦りは禁物です。そして、保管方法での失敗。使い終わったかつらを、面倒くさくて専用スタンドにかけず、無造作に箱にポイッと入れてしまったことがありました。次に使おうとしたら、変な寝癖がついてしまい、スタイリングにものすごく時間がかかりました。ひどい時には、毛が折れ曲がってしまっていたことも。教訓は、保管は必ず専用スタンドにかけること。スタンドにかけることで型崩れを防ぎ、通気性も保たれ、次に使う時もスムーズに装着できます。